KLクナンガン*by KAYA 第6回

*KL memories(KL追想)の意

地球の暮らし方A面「大学で初の期末試験に臨むの記」

みなさん、お久しぶりです。ここ最近コラムを更新できず、すみませんでした……。完全に私の怠惰が原因です。久しぶりということで近況報告をしていきたいと思います。

 このコラムの更新がなかった二ヶ月の間で一番大きかったイベントと言えば期末試験です。今までもちょくちょく試験はあったのですが、大学入学以来、こんなに大規模な試験は初めてでした。

マレーシアにいる時は11、12年生の学年末試験以外、普段の教室で生徒が問題を解いている横で先生は他のことしてる隙ありすぎ状態だったし(正直よくこれでみんなカンニングしないなと感心していました)、試験監督がたくさんいる大きな教室で机に学生証を置いてテストを受けるなんて、ちょっとした受験みたいで結構ドキドキしました。

はっきり言って今まで全く勉強していなかったため、試験前は寮の友達と本当に死ぬ気で詰め込んで寝ませんでした! が、ここで寮に住んでいることが裏目に出ました。寮だと学部学科まで同じ友達がすぐ近くに住んでいて一緒に勉強できるのでそこは本当に助かるのですが、勉強スタイルが違いすぎて悪い風に言うと足を引っ張られることがありました。彼女は自分の部屋ではなく寮のラウンジで誰かと一緒に勉強したいタイプで私のことをいつも誘ってくるのですが、私は自分以外が立てた音が聞こえると気が散ってしまうタイプで静かな場所で一人で勉強するスタイルです。だから誘ってくれるのは嬉しいけど、一緒に勉強すると向こうはたくさん勉強できても私は全然集中できない…。30分に一回はスマホいじってるのも気になるし、私がラウンジに来ないと寂しいとか言って責めてくるのもちょっと理解できない。

お互い違う場所に住んでいれば何かと言い訳をつけて回避することもできたと思いますが、寮だと私の生活パターンを全部知られてしまうので逃げ道が全くないし、そもそも寮に住んでいなかったらその子とも絶対に仲良くなることはなかったかもでそれはそれで悲しい。まあこういう感じで(私の心の中で)一悶着あり、これ以上文句言われるのも面倒だし一人で寂しい気持ちもめちゃくちゃ分かるから、なるべく一緒に勉強しようという結論に至りました。正直私にとっては勉強しづらい環境でしたが、一緒に勉強するのは楽しかったし大きなイベントを共に頑張れた(かは分からないけど?)ことでもうちょっと仲良くなれた気がします(彼女は優しい私にもう少し感謝すべきだとはずっと思ってるけど)。大学での寮生活を検討している方はこういうメリット・デメリットも考えたほうがいいかもしれないですね。妥協を学べますが、人のスタイルに自分を合わせるのってなかなかストレス。

ちなみに私の学期末試験受験科目は微分、政治分析、マクロ経済、日本経済史でした。感想としては、微分は内容激ムズのくせに教える気全くない、政治分析は授業のスピード鬼早でノート取らせる気がない(資料は一切くれません)、マクロは不慣れな英語で一生懸命教えるもzoomでも受講可能という手厚い補償のせいで生徒が授業に来ない、日本経済史は水曜一限で遅刻多数も学部長の授業ということもあってやる気ある生徒も多い(これだけは日本語での授業です)、という感じでした。

右掲、まさかのChatGPT含む全てのAI使用可能な微分の試験(を模した見本:本物ではありません)です。しかし、ChatGPTがリリースされた2022年以前の試験ではどういう問題が出ていたのですかね。正直もうChatGPT以前の世界を思い出せません。どうやって生き残ってたんだろう……。

試験は全部難しかったですが、特に必修授業じゃなかった日本経済史は大学受験で日本史選択だったとしても難しいと思います。他の授業は高校の延長線みたいな感じでしたが、日本経済史は正真正銘の大学の講義。学部長はこういう授業についていける生徒、こういうマインドを持っている生徒が欲しいのだなとひしひしと伝わってきました。このコラムを読んでいる方の中で、もし大学入学を控えている方、その親御さんがいたら、是非学部長が担当している科目を見てみて欲しいです。私には難しくて授業の内容自体はあんまり分からなかったし単位取れるかも怪しいですが、それでも受けてみる価値は十分あったと感じています。自分が学んでいる学問はこんなに重要なのか、そして私の学部はこんなに素晴らしい先生と生徒がいると自覚でき、少し自信が持てますよ。

 最後に。もうすぐ成績発表です。これを読んでいる方たちには、私が単位を取得できるように、良い成績を取れているように祈っていただけると嬉しいです。目指せGPA4.0。

※コラム中にビジュアルとして使用している試験会場の様子や試験問題等はニセモノです(問題の指示部分だけ本物から写しました)。

「KLクナンガン」&「KLクナンガン・母のぼやき」は1つのテーマに母娘それぞれの感性で迫る連載コラボレーションコラム。ともに暮らしたクアラルンプールを追想しつつ、日々の気づきを発信していきます。ですが、今月はA面のみ。B面は紙面の都合でお休みにしていただきました。
ライター:KAYA(マレーシア名物ココナツミルクのジャムと同じ名前です):2005年12月生まれ。クアラルンプール(KL)のインターナショナルスクールを今年卒業し、秋から日本での大学生活がスタート。マレーシア滞在中は『KLスカラン(KL Now)』のタイトルで全13回のコラムを連載。新タイトルになった今後はKL・東京はもとより、世界中のいろんな街をぶらついては立ち止まり、あれこれ呟いていく予定です。

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