マレーシアでAレベルを取得後、日本の大学へ
合格体験記 in 2024 (2024年秋入学)
慶應義塾大学経済学部PEARL← HELP academy
HMさんは2013年からマレーシア在住、KLのelc international schoolを経てHELP academyでAレベルを履修。2023年に本帰国した後、日本で勉強を続けてグローバル受験に挑みました。
私が最初にACTを訪れたのはマレーシアに渡航して間もなくの頃、当時はアルファベットの読み方すらわからない小学5年生で、英語の個人授業をお願いしました。それ以来、さくぶん教室、TOEFL集中講習、Math個人授業、今回の大学受験では小論文とGlobal入試対策、とACTに大変お世話になりました。そして先日、慶應義塾大学経済学部PEARLに第2期の出願で合格することができました。以下、私の合格体験記です。
マレーシアでは約10年間、イギリスカリキュラムを履修しました。最後のAレベル試験に向けた勉強が忙しく、大学受験を本気で意識し始めたのはAレベルが全て終わった昨年6月頃です。グローバル入試ではTOEFLとSATの点数をどこまで上げられるかが大きいと思い、まずはその勉強に集中しました。11月になると、どちらの点数もそれなりに上がってきて、母が「不合格でもいいから、経験のためにとりあえず出願してみたら?」と言ってくれたので、PEARL第1期の出願準備を始めました。
グローバル入試は提出書類が多く複雑で、ひとに依頼しなければならないものがいくつもあります。私の場合は、マレーシアで通っていたインター校の校長先生や科目の先生、カレッジの受験担当者、TOEFLとSATの事務局、習い事の先生など多くの方に日本から連絡をとり、必要な書類を用意してもらいました。人生初めての出願で、たくさんのことを学んだと思います。ただ、志望理由書は自己流で書き上げたため、それなりに時間と労力を費やしたにも関わらず不出来なものを提出することになってしまいました。
PEARL第1期は合格する自信が全くなかったので、第2期の出願に向けて、第1期の結果発表前から佐々木先生のもとで志望理由書を書き直し始めました。PEARLで何を学びたいのか?そして将来の目標は何か?について一貫性を持つことを意識して仕上げていきました。前回提出したものと同じテーマであるにも関わらず、自分でもよいものが出来上がったと思います。TOEFLの点数が上がったこともあり、第2期は余裕をもって出願することができました。
提出資料のうち、課外活動については、小さいころから続けていた習い事があったので、その受賞歴や、習い事を通して学んだことなどを書きました。複数の書き込み枠が用意されているときは、どんなに小さな事柄でもいいからこれまでに経験した中で課外活動と言えそうなもの(学校でもらったアワード、孤児院でのボランティア、資格と名のついたものなど)全ての枠を埋めました。
受験中のモチベーションについてですが、私の場合、Aレベル、TOEFLとSAT、志望理由書、と次々と新しい課題がやってきて、ひとつ終えるたびにかなり疲れてしまい、モチベーションを維持することは簡単ではありませんでした。しかし、そのような時こそ、PEARLについてリサーチし、常に「この学校に入りたい」という気持ちを忘れないようにしました。
また机に向かっているときは、定期的に休みを入れました。60分勉強したら10分休むという感じです。こうすることにより、考えをまとめ直したりリフレッシュできたと思います。勉強の合間に毎日ジョギングもしました。外の空気を吸うと頭がスッキリするので、適度に運動をすることが個人的にはおすすめです。
グローバル入試は特殊な受験ですが、自分を見つめ直すいいチャンスでもあると思います。志望理由書では、過去、現在、未来の自分を嫌というほど考えさせられますし、今まで経験してきたことを振り返ったときに、自分は意外とがんばってきたんだな、と思えたりしますよ。