さくぶん教室の授業テーマ 2023年8月〜24年1月

開講日:毎週土曜 マレーシア・正午〜13:50 日本・13:00~14:50
対象:小学校高学年〜中学校3年生

【一般的なテーマ】

「バッハ作曲『14のカノン』を見る」

NHK「名曲アルバム+」の動画では音楽を視覚的に表現する工夫がされていました。階段の高さは音の高低、階段の幅は音の長短を表しています。そして、3つのキューブが順番に階段を上下しながら動きます。最初は音声を消して、この視覚イメージからどんなふうに音楽が構成され展開していくのかを事前に想像しました。次に、音声と動画を見ながら細かく分析していきました。

「やがて秋茄子へと到る」

歌人として活躍している元生徒の短歌を鑑賞した後で、いくつかの短歌について下の句を創作しました。

「2023年:私の5大ニュース」

世界や日本で起きたニュースや流行したことなどを振り返りながら「私にとってに5大ニュース」を解説入りで選びました。

「2024年の目標」

2024年が自分にとってどういう年であるのかを考えた上で、「1年の目標」「それを達成するための中期目標」「それを実現させるための日々やること」を考えました。

「決定的瞬間」

黄金比率・黄金螺旋・動線など、絵や写真などのを「読む」ための方法を説明した後、実際にブレッソンや土門拳などの作品を細かく分析しました。

「中村医師とSDGs」

アブガニスタンの砂漠に井戸を掘り、用水路を作って広大な農地を開拓した一人の医師の活動を通して、SDGsに対する理解を深めました。

「Lat in Japan」

マレーシアを代表する漫画家の日本滞在記。彼の日本に対する「異文化への眼差し」を探しながら、自分の異文化体験と比べてもらいました。

「交差点を安全に渡る〜ケース・スタディ」

「友情について〜モハメド・アリ語録」

「地球の沸騰化」

【読解系】

「『聴く』ことの力:鷲田清一」

「聴く」という行為は受け身な印象を持たれがち。でも、実は相手の存在を丸ごと受け止めることで、不安定な精神状態に陥った人を癒やす効果がある、という臨床哲学者のエッセイを読んで、「聴く力」について考えました。

「夏休み」

一枚の写真(絵)から、どれだけの情報を読み取ることができるか。

「トロッコ〜芥川龍之介」

この作品は、「何を象徴するかを読み取る」「場面(時間・空間)の変化を読み取る」「登場人物の心情を読み取る」と言う小説読解の基本を理解するための最上の教材です。

「朝のリレー 谷川俊太郎」

インスタントコーヒーのCMにもなった有名な詩。世界地図を見て地名と時差を確認しながら、朝のリレーを追体験しました。

「世界一短い小説」

「世界一難しいピアノ曲」「世界一短い詩」を楽しんだ後で、「世界一短い小説」と言われているヘミングウェイの作品“For sale: baby shoes. Never worn.(売ります:赤ちゃんの靴。未使用。”から、登場人物や背景を想像してあらすじを創作しました。

【論作文の入試問題】

「100年後の人に残したいもの」

「日本にあるオンリーワンを世界に発信する方法」

「あなたが滞在した国の『宝』とは:同志社国際高校」

「英語と日本語のあいだ:東京外語大2022」

「国際理解に必要なもの:横浜国際高校」

中学・高校・大学の帰国生入試から、「小学生でも取り組めるけれど、高校生が考えても難しい」テーマを選んでチャレンジしました。