カナダ系インター校から日本の大学へ
合格体験記 in 2018
上智大学総合人間科学部社会学科 ← SIS/CIMP
SKさんは2017年12月にCIMPを修了しました。サンウェイインターナショナルスクールSISからCIMPを経て日本の大学に進学しはじめた先駆けの世代のひとりです。
はじめに
私がマレーシアに来たのは2011年の3月。日本人学校を経てSunway International Schoolに転校し、今(2017年現在)は12年生にあたるCIMPにいます。私は12月卒業なので、学校に通いながらの受験は大変でしたが、前もって準備をすれば大丈夫です。卒業の時期も踏まえて参考になればと思います。
OSSLTについて
大学受験の準備を始める前に、OSSLTに合格することは必要不可欠です! OSSLTとTOEFLと小論文を一緒に勉強するのはかなりハードです。できればまだ時間のある10年のうちに終わらせましょう。私自身、EAP出身なので決して英語ができる方ではありませんでしたが、OSSLTはきちんと対策をすれば大丈夫です。ACTのOSSLT講座に半年ほど通って対策をし、試験後はそのままTOEFLのコースに移動しました。
大学受験準備
私の受験勉強はTOEFLから始まりました。TOEFLの対策を始めたのはOSSLTの直後なので、10年生の4月だったと思います。私の場合はリスニングが苦手で、S先生にお願いして練習問題をごっそりもらいました(笑) そのおかげでリスニングは伸びましたが、スピーキングのスコアがあまり伸びなかった事が今でも悔しく、準備不足だったと感じています。
続いて小論文対策。本格的に通い始めたのは11年生になる直前の冬休みでした。Sunwayは夏休みが他のインター校よりも短く、12月卒業に関しては入試直前にも学校があるため、夏休みが終わるまでに小論文対策を終わらせておくように計画しました。
最後に、夏休み中に志望理由書を書き上げ、面接の内容を考え始めました。本格的な面接練習は8月ごろから始めました。私がそこで痛感したことは、課外活動にもっと積極的に参加しておけばよかった、ということです。コミュニティ・アワーの活動しかしてこなかったことを後悔しました。課外活動は、小論文を書く上で題材になったり、面接でアピールポイントになったりします。ぜひ、自分が楽しめる課外活動を探してみてください。
書類準備
書類は、大学の要項が出始める12年生の4月くらいから準備を始めました。Sunwayの生徒はSISとSunway Collegeの両方から書類を集める必要があります。書類の準備は、その時は完璧だと思っていても後から不備に気付くことが多々あり(そのせいでSISに何度出向いたことか…)、大学側から書類の受け取り確認の連絡が来るまでずっと不安でした。
試験当日
そして迎えた試験当日。直前になってから慌てていろんな知識を詰め込もうとするとかえって混乱するので、1週間前からは今まで書いた小論文の見直し、当日はひたすらリラックスすることを心がけました。本番中は、問題を読み間違えないこと、今までやってきたことを信じて書ききる事だけに集中できました。ただ、面接に関してはそううまくいきませんでした。集団面接の大学は、同じグループの受験生も緊張している事が伝わってきたのと、話す相手が面接官ではなく受験生という事でそこまで緊張はしなかったのですが、個人面接の学校は本当に散々でした。第一志望に関しては小論文もあまりうまくいかなかったと思っていたので、終わったあと絶望しました(笑)。
しかしそんな結果でも受かったので、完璧にやり抜こうとする事よりも、この大学に行きたい!という思いをぶつけることの方が大切なのかなと思いました。面接で予期せぬ質問をされたり、自分の進んでほしい方向に話が進まないこともあります。それでも、最後まで諦めずに精一杯の受け答えをすることが重要だと感じました。