KLスカラン 母のぼやき 第3回
複眼で見るマレーシアB面 by KAYAの母
1つのトピックに母娘それぞれの感性で迫るコラボレーションコラム
申し訳ありません、今回は母のぼやきのみでお送りいたします。IBの学年末試験が5月末にあり娘は3日後に受けねばならない試験対策(一夜漬け?) に現在は集中して(させて)おります。フルIBの学生は試験後にエッセイ原稿の提出も迫っており、これまでタイムマネジメントしてこなかった娘のような学生は絶体絶命の窮地に追い込まれております。ちなみに、チャットGPTに試験前の窮地を表す言葉を尋ねたら「絶望的な準備不足」との回答がありました。チャットGPTおそるべし。
この5月、広島G7サミットがありました。日本のニュース番組で首脳たちが宮島を訪問している様子を見ながら気づきました。スナク首相はマクロン大統領と同じぐらいの身長だなぁ。。おばさんの視点、本質に1ミリも触れておらず申し訳ない。。。首相たちは原爆資料館にも足を運んだとも報道されていました。
さて、私の主人は近所のちょっとオシャレなローカル床屋で散髪をしており理容師さんはアフガニスタン人です。一年ほど前のある日、
「お客さん日本人なんだよね。ヒロシマに今、人は住めるのか?」と聞かれたそうです。えええ! アフガニスタンこそ市民は平和に暮らせているの?
また、広島サミットに合わせて、ウクライナのゼレンスキー大統領も広島を訪れたと報道されていました。 さて、以前通っていた娘の学校のクラスメートにウクライナ人がいました。ご家庭は裕福で頻繁に一時帰国していたし、娘と同じタイミングでオーストラリアの学校に転校していきました。私は一度だけその子とお 話ししたことがあるのですが、私の主人のことを「あー 見たことある、禿げてる人だよね」と言うのです。えええ! ハゲって初対面のおばさんとの会話で使う単語なの?! 主人は「日本以外でハゲは蔑まれていない」、娘は 「ハリウッド俳優はハゲマッチョ」と言っていました。
世界の情勢と、世界の常識とが、私の中でつながった2023年5月広島サミット。私はどこにでもいるフツーのおばさん、全世界の極フツーの全おばさんは世界が平和であることを望んでいる、と思います。
ライター:KAYAの母 2020年より夫娘とともにマレーシア生活をスタート。ときに鋭く、ときにゆる〜く、話題に切り込みつつ、ぼやいていきます。