あじなんだよりAjinan Report vol.2
ACT教育ラボの所在地は広島県西部にある廿日市市阿品(「はつかいちし・あじな」と読みます)。「あじな」の住民になった自らを「あじなん」と名づけ、暮らしの中で気づいたことをご報告していきます。第二回は廿日市に住み始めてからのあれこれを。じつはまだあんまり地元探訪できてない…😅
7月末に帰国して以来、引っ越し荷物の搬入やら家の手入れやらでバタバタと過ごしています。なにせ家が古いうえに、しばらく空き家にしていたものだから、人間以外の生き物たちが我が物顔で住み着いていて、こちらが新参者として小さくなっている状態です。
今朝はド派手なクモがそれはもう立派な巣を張っているのを発見して、感心するやら呆れるやら。ま、撮影後、とっとと掃除しちゃいましたけどね。
夕方になると野良猫がうちの庭先でのびのび伸びている。カメラを向けると、「お前、誰じゃ」的な顔でこちらを睨んできます。ご近所さんに聞いたところでは、この界隈でかわいがられている人気者だそうです。「すみません、これからこの家に人間が住みますが、これまで通りご自由にお使いください」と心で語りかけました。伝わってないと思いますが。
そんな日々を送るうち、8月1日にはACT教育ラボの新年度がスタートし、一ヶ月余りが経ちました。その間、地域の有線放送(!)で黙とうを促されること3回。1回目は8月6日の広島原爆の日、2回目は8月9日の長崎原爆の日、3回目は8月15日の終戦の日でした。
「こちらは廿日市市役所です。本日8月✖️日は77回目の◯◯の日です。犠牲になられた方々の冥福を祈り、恒久平和を願って一分間の黙祷を捧げましょう」
拡声器から流れるアナウンスに、高校卒業後に上京して以来、すっかり記憶から抜け落ちていた戦争犠牲者に捧げる黙とうの時間を思い出し、広島に帰ってきたなあという実感がわきました。
さて、この間のニュースといえば、巻頭でも触れましたが、じゃーん! 廿日市商工会議所の会員になりました。ま、お年玉程度の年会費さえ払えば特別な審査なく入会できるんですけども(笑)。で、ピカピカしているこの「会員之章」をいただきました。このプレート、夜中に目にすると位牌みたいで、ちょっとギョッとします。
会員になると、チラシの作り方やオンラインイベントの開催の仕方などお役立ちなワークショップに参加できるとのことで、明日はさっそくホームページの作り方を教えてもらいに行ってきます。 来月号のACT通信がお手元に届く頃には、わがACT教育ラボのサイトもシュッとしたものになっている(はず)かと。新しいURLは次号でお知らせできると思います。(佐々木)