開講クラス紹介 大学入試小論文準備
対象:インター校10・11年生/高校1・2年生
将来日本の大学に進学を希望するインター校生および教養を深めたい高校生を対象とした、小論文の基礎力を養う講座です。
【小論文を書くために必要な3つの力】
理解力――読解力とテーマを把握する力。
発想力――価値あるテーマや切り口を設定する力。
思考力――テーマに対して自分の意見の論拠を掘り下げる力。
論拠を支える事実や経験を見つけ出し、論理的に構成する力。
小論文はそうした土台の上に成り立ちます。このクラスでは、さまざまなテキストを利用して大学入試に必要な知識を身につけながら、上記の「力」を養っていきます。
◆これまでの授業テーマ
「ゲーテッド・タウン~格差社会」
「感情移入と他者理解」早稲田大学
「経済学と人間の心」宇沢弘文 一橋大学
「立ち上がれ日本人」マハティール元首相
「子どもの笑顔量」関西学院大学2013年度
「夏のキャンプ」画像読解
「焼却炉」IB日本語Final Exam Paper-1 Standard Level 2017
8月にACT教育ラボを開設してからの授業テーマを並べてみました。ご覧になるとわかるように、大学入試問題だけをやっているわけではありません。たとえば、「立ち上がれ日本人」はマレーシアがなぜルックイースト政策を採用したのかを本人が語った内容です。データだけではなくマレーシアと日本との深いつながりを知ってほしい。準備クラスだからこそできる内容です。
現在の生徒は全員IBディプロマを選択しています。そこで、Final Examの過去問題にも取り組みました。ゴールがどのようなものであるかを知ってほしかったからです。IBの日本語はいわゆる「国語」のテストとは違う。求められるのも「正解」や「読書感想文」ではなく、分析と批評です。そのことを理解してもらうために、前の回では、一枚のイラストからどれだけの情報を手に入れ、その情報をもとに何が読み解くことができるかをやりました。(大谷)