KLクナンガン* 母のぼやき by KAYAの母 第17回
*KL memories(クアラルンプール追想)の意
地球の暮らし方B面「めくるめく麺考察」
マレーシアのママック(インド系ムスリム食堂)定番メニュー「インドミー Indomie」♪
スーパーマーケットで定番の即席麺「インドミー Indomie」♪♪
みんな大好き「「インドミー Indomie」♪♪♪
カタカナで思考していた私は長い間誤解していました。インドミーのインドはIndiaのインドではなかったのです。では、オランダでインドは何かというと、植民地時代のインドネシアでヨーロッパ人としての特権を持った人々(オランダ語でIndo-Europeaan)で、インドネシア独立後にオランダ本国に移住した人たちのこと。つまりインドネシア系オランダ人をIndoと呼ぶらしいのです。

じゃあIndomieはオランダ発祥なのかといえばそうでなく、インドミーの生産会社はグローバル展開しているインドネシアの大企業です。
インドミーのIndoはインドネシアだったのです。しかも英語圏では常識らしい。
どこからともなく「結論を先に言えよ!」の声が聞こえる、でもおばさんにそんなことを言っても通じませんよ。そういえばオバタリアンとリバタリアン、こちらも音だけが絶妙に似ている。。。というかオバタリアンって死語だな。。。

実はオランダでもマレーシア同様に普通にインドミーが売られています。たまたまマレーシアに住んだことがあったのでインドミーの美味しさを知った私。以前、通りすがりの日本の若いご婦人たちが「インドネシア料理たべたことないのよね」と話しているのを聞いた私は「まずはインドミー食べてみて!」と話しかけてしまいそうな衝動を抑えるのに苦労した。外食が高いオランダでもインドミーなら家で今すぐにでもトライ出来る。私のおすすめは辛めのレンダン風味ドライヌードル(写真下段:紫色の方)、瓶入りのサンバルもトッピングして一口食べればもう半径50センチはアジアの楽園!
ただね、オランダのサンバルはマレーシアの臭うサンバルとは全く違ってタバスコに近い味、それにママックのお兄ちゃんが作るプロ仕様の目玉焼き付きのインドミーの味は家庭では出せないんだよね、残念ながら。
このインドミー、世界中で年間200億個が食されているそうです。日本のアジア食材店でも私がIndomie?と尋ねたら「今ナイ来週クルヨー」とネパール人店員さんが言ってました。もはや世界共通語です。
そしてIndomie HPのIndomie Historyには「即席麺は日本で1958年に発明された」との記述があります。https://www.indomie.com/page/about-us#2

インスタント麺を発明した安藤百福翁はその製法で特許を取りましたが、インスタント麺業界全体の発展のために特許独占をやめ他の会社に実施権を与えたのだそうです。そして60数年後、世界中のスーパーに即席麺が堂々と並んで世界中でみんなのお腹を満たしています。アムステルダムでもアジア食材店に行けば地元スーパーの何倍も充実した品揃えの壁一面の即席麺コーナー、クロアチアやルクセンブルグの地元スーパーにも普通に即席麺が並んでいるのを見ました。
もちろん西洋文化の人も即席麺を食べると思いますが、逆に考えると即席麺は欧州で暮らすアジア人がそれだけいるってことを表しているのかもしれないな。

でもデュッセルドルフ東京ロードで見たラーメン店の行列にはびっくり、10件以上のラーメン屋にそれぞれ人種を問わず長い行列が出来ていました。[写真はドイツのラーメンメニュー] 店のラーメンと即席麺は似て非なるものだけど、ラーメンの方もラーメン屋の行列に並ぶという文化も含めて受け入れられているのかも。
そこでおばさんはピンときたよ。即席麺、ラーメンに続く、次の日本発ムーブは”油そば”だ!”W大生のソウルフード・油そば”の海外進出も時間の問題かもしれない。

筆者紹介
A面担当・KAYA(マレーシア名物ココナツミルクのジャムと同名):2005年12月生まれ。KLのインター校を卒業し、現在は日本の大学2年生。東京での学生生活をはじめ、国内外の街をぶらついては立ち止まり、あれこれと呟きます。が、今月休載。次回の入稿を乞う期待。
B面担当・KAYAの母:2020年より5年間暮らしたマレーシアを離れて現在オランダ・アムステルダムに滞在中。ヨーロッパの片隅から相変わらず、ぼやいていきます。


