あじなんだより Ajinan Report Vol.32
ACT教育ラボの所在地は広島県西部にある廿日市市阿品(「はつかいちし・あじな」と読みます)。「あじな」の住民になった自らを「あじなん」と名づけ、暮らしの中で気づいたこと・感じたことを報告していきます。今回は骨折パート2&国際都市廿日市の件。人生初の骨折が一年半前、そして先週二度目と相成りました(泣)。
鎖骨が折れました。深夜、とっととふとんに入ればいいものを、居間から移動するのがおっくうで、座椅子(日本ならではの家具ですね)でうとうとしていたところ、そのまま床に転がり落ちて、右肩あたりを激しく打撲しました。なかなか痛かったので、「これはあの大谷翔平が去年ワールドシリーズでやった亜脱臼にちがいない」と勝手に判断して、「外れた骨を元の位置に戻してもらえばすぐに治るだろう、大谷も次の日試合に出てたし」とタカを括っていたのですが、翌日整形外科でレントゲンを撮った結果、鎖骨の骨折と判明。そもそもなぜ大谷翔平と自分を比べたのか、激しい痛みのせいで思考が混乱していたとしか思えません。
整形外科医によると、鎖骨は手術でくっつけるよりも固定して自然治癒を待つのが一般的ということで、早速固定装置が施されました。正式名称クラビクル・ブレースというそうですが、この姿、何かに似ている。

で、思い出したのが、猫用ハーネス。マレーシアにいた頃に飼っていた猫たちが太り気味になったとき、これはいかん散歩に連れていくべし、と思いついて日本から取り寄せたハーネスを彷彿とさせます。結局、うちの猫たちはこれを装着すると暴れるわ固まるわで全く使い物にならなかったのですが。

骨折を早く治すにはカルシウム摂取が大切ということで、苦手な牛乳を飲むために抹茶パウダーを買ってきました。これで牛乳もごくごく飲めます。あとはよく動いて(血液に栄養分を運ばせる)、よく寝る(修復機能を高める)。それっていつも通りって気もする…。

一年半前に右手首を骨折した際には、海岸で濡れた岩の上をスニーカーで歩こうとして、すってんころりん転んで手をついたという成り行きで自分でも愚さが身に染みてわかるのですが、今回は家の中でうたた寝をしていての骨折。正直、これはどう防いでいいのかわかりません。決してうたた寝をしないということがこの後の人生において可能なのか…。緊張感がいやが上にも高まります。
今回の骨折は腕を上げる角度によってちょっと痛むことはあっても、普段と変わらず動けるので、前の日曜日は少し遠くにあるスーパーマーケットに買い出しに出かけました。このお店、新鮮な魚がお安く手に入るので頼りにしていたのですが、先月末で店じまいだったのです。閉店のお知らせは、ごひいき筋の皆々さまに、ということで、日本語の隣にベトナム語、インドネシア語、フィリピン語、ネパール語で書いてありました(英語表記はありません)。ここがなくなると困っちゃいますよねえ、と見知らぬ各国の人たちに話しかけたい気持ちになりました。

