海外生のための大学受験タイムテーブル

海外から日本の大学を受験する場合の2つの方式――帰国生として出願・受験を行う「帰国子女入試」と近年増えてきた「グローバル入試」――の出願や入学の時期を確認しておきます

帰国生入試グローバル入試
20251~3月出願
4月春入学(春入学)
5~6月夏卒業夏卒業
7月出願開始
8月
9~10月私立受験秋入学
11月出願開始
12月冬卒業冬卒業
20261月出願(続)
2月国公立受験
3月
4月春入学(春入学)
5~6月夏卒業夏卒業
7月出願開始
8月
9~10月私立受験秋入学
11月出願開始
12月冬卒業冬卒業
20271月
2月国公立受験出願(続)
3月
4月春入学(春入学)
5~6月夏卒業夏卒業

現在進行中の今年(2025年)秋入学のグローバル入試以降の受験日程をタイムテーブルにまとめてみました。大きく分けて、「春入学=帰国生入試(帰国生対象)」「秋入学=グローバル入試(帰国生・留学生対象)」として説明します。(※グローバル入試には春入学もいくつかありますが、出願時期は前年の秋入学と同じものが多いです)

夏卒業では最短で同じ年の秋入学があります。この場合、前年秋からの出願となるため、それまでに学校の見込み成績と英語能力試験(TOEFL/IELTS等)のスコアを上げておくことが必須です。また、大学・コースによってはSAT 等のスコアが求められるので、それらの外部試験が自分に必要かどうかを確認し、準備しておきましょう。春入学を目指す場合は、ハイスクール卒業後に日本語小論文等の受験対策を集中的に行い、日本での本番の入試に備えます。

冬卒業の場合は最短が翌年の春入学です。この場合は前年の秋以降にハイスクールの卒業試験と並行して日本での現地試験があるため、前年の夏休みに重点的に受験対策を行います。秋入学を目指すのであれば、年内は出願書類の締め切りが卒業試験期間と重なるので、タイムマネジメントが重要です。ただし、卒業後の年明け以降の締め切りであれば、しっかり時間をかけて準備できるでしょう。

英語能力試験について、グローバル入試で生徒を募集しているほとんどの学部・コースでは英語で授業が行われるため、高いスコアが求められます。一方、帰国生入試ではそこまでのスコアを求められませんが、その分、日本語力が必要となります。とはいえ、帰国生としての相応な英語力は求められます。