大学受験:帰国子女入試とグローバル入試

海外から日本の大学を受験する場合の2つの方式――帰国生として出願・受験を行う「帰国子女入試」と近年増えてきた「グローバル入試」――について、出願や入学の時期、審査内容などを比較します

ACT教育ラボでは、ほぼ書類審査のみで大学受験が完了する、英語での単位取得コース(※ICUなど一部例外あり)への出願を「グローバル入試」として位置付けています。従来の帰国生入試とグローバル入試では準備を始めるタイミングや必要な資格などが異なりますので、最低でも卒業の2年前ぐらいから大学で学びたいことを絞っていきながら、自分にあった受験形式がどちらなのかを考えて、TOEFLなどの準備をしていきましょう。

下の表は、帰国生入試とグローバル入試の内容を比較した表です。それぞれの入試の大まかなイメージをつかむのに使っていただければと思います。具体的な内容は大学・学部によって違う(しかも毎年変化する可能性あり)ので、興味のある大学・学部はHPを定期的に確認することをお勧めします。

※グローバル入試では、IBやAレベルの成績(見込みを含む)がない場合、SATやAPなど別の外部試験の成績を求められることもあるので、前もってのリサーチと準備が大切です。

 帰国生入試グローバル入試
入学時期4月9~10月(少ないが4月もあり)
出願時期入学前年の8〜11月入学前年の12月〜3月
選考方法小論文・面接・志望理由書等高校の成績・英文志望理由書・TOEFLのスコア等
受験形態試験日に大学で受験書類審査(面接がある場合も)
TOEFL/IELTS等の重要性グローバル入試ほどは求めない大学の授業で使用するレベル
入学後の授業で使用する言語主に日本語主に英語
受験生の構成日本人帰国生外国人留学生・日本人帰国生
受験できる学部・学科ほぼ全ての学部・学科政治・経済・社会・リベラルアーツなど文系が多い(少ないが理工系もあり)