マレーシアノート・教育編その7
帰国生入試とグローバル入試
海外のインターナショナルスクールを卒業した日本人学生が日本国内の大学に進学する場合、主な受験方式は以下の三つです。
・従来の帰国生入試
・留学生(外国人学生)と同じ入試:グローバル入試、外国学生入試、外国学校経験者入試など
・国内生と同じ入試:AO入試、総合型選抜入試など
かつては帰国生入試がほとんどでしたが、現在は入試方式が多様化しています。「帰国生枠の減少」は「帰国生の受験機会の減少」ではなく、選択肢は以前より増えているといえるでしょう。例:日本語運用能力を問われない(英語学位コース創設)/インター校での学業が評価される(IB入試など)
この記事では2026年現在の帰国生入試とグローバル入試を概観します。
帰国生入試
一般国内生と同時期の4月入学。受験日程は前年9月から翌年2月にかけて。選考方法は志望理由書・英語能力試験(TOEFL・IELTS等)スコアの提出と会場での日本語小論文試験・面接など
日常的に日本語の読み書きから離れている学生は帰国生入試を決めたら早めに小論文の準備に取りかかりましょう。大学受験の小論文で求められる日本語レベルは、中学3年生までの漢字が読めること(=日本語の新聞が読める)と自分の文章で使う可能性のある漢字を書けること。もちろん漢字の勉強だけでなく、日本語で論理性を鍛えていく受験対策が必要です。
英語能力試験のスコアはグローバル入試ほどではなくても、インター校生としてはTOEFL80点台半ば(新TOEFL4.5点)・IELTS6.0点は持っておきたいところです。
グローバル入試
外国人生徒と同じ枠の募集で秋入学(春入学も少数あり)。ほとんどのコースは英語による授業のみで学位取得が可能。出願時期は前年11月から翌年3月にかけて。審査は提出書類による(オンライン面接が課せられる場合も)。選考方法は学校の成績・英文志望理由書・英語能力試験(同上)・SATまたはACTのスコアほか。
IBDPとAレベルの学生は予想スコアが高くなるようコース一年めから気を抜かずに。予想スコアを出願時に提出するため、合否に直接関わってきます。IBとAレベル以外の学生は、SATまたはACTのスコア提出を求められることがほとんどなので、これらの外部試験の受験スケジュールをしっかり組んで対策しましょう。
英語能力試験のスコアはTOEFL100点(新TOEFL5.5点)以上、 IELTS7.0以上が目安。ただし、このスコアがいくら高くても他の評価が低いと合格は危ういので、バランスよく学習を進めることが大切です。
