マレーシアノート・教育編その6

マレーシアのインター校「IB(国際バカロレア)カリキュラム」

日本でも名称が定着した感のある国際バカロレア(IB : International Baccalaureate)はマレーシアでは多くのインター校が採用しているカリキュラムです。アメリカ系インター校のISKL(インターナショナルスクール・オブ・クアラルンプール)・MKIS(モントキアラ・インターナショナルスクール)やカナダ系のSIS(サンウェイ・インターナショナルスクール)は各国の教育カリキュラムとIBコースの2つを設けており、一方でIGB(IGBインターナショナルスクール)のようにIBプログラムのみの学校もあります。

ハイスクールの最終2年間G11とG12でIBDP(IB Deploma Programme/16~19歳)の6科目を履修し、学校での評価と最終試験(バカロレア本部が評価)で成績がつきます。IBDPでの学習にスムーズにつなげられるように、G11以前にIBのMYP(Middle Years Programme/3~12歳)やPYP(Primary Years Programme/11〜16歳)を組んでいる学校も少なくありません。

各科目は7段階評価で、6科目合計の42点にボーナスポイントの3点が加わった45点が満点。最低ラインは各科目4点すなわち合計24点を取得すると大学入学資格となるディプロマが授与されます。学校と本部の評価の割合は科目によって異なりますが、だいたい2:8〜3:7と言われています。

私の関わった限り24点に達しなかったという話は耳にしたことがないので、学業成績が厳しくても卒業はできるのだろうと思います。ただ、20点台では大学の出願に有利な条件にはならないので、せっかくIBDPを取得しても結局、外部試験のSATやACTを受けることになりそうです。ちなみに従来からIB入試を積極的に行っている岡山大学(国立)は医学部の 出願条件が39点以上、それ以外の学部の合格者平均は35点となっています。IBDPで日本の大学を目指すのであれば、この数値が参考になるでしょう。