マレーシアノート・教育編その1
インター校から日本の大学をめざす場合に気をつけたいこと
日本では「高校卒業=大学入学(進学)資格」となりますが、マレーシアのインターナショナルスクール(以下、インター校)ではカリキュラムによって、そうならない場合もあるので注意が必要です。
イギリス系カリキュラムを採用している学校では、11年生の終わりにIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)の試験があり、その後の約2年間をかけて大学進学予備課程のA-levelと呼ばれるコースを履修して初めて大学入学資格が得られます。
カナダ系インター校ではハイスクール卒業後に約2年間のCIMP(Canadian International Matriculation Program)を受講して大学進学資格を得ます。
オーストラリア系インター校ではハイスクールを卒業する際に試験があり、これが高校卒業資格=大学入学資格となります。
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)もハイスクール卒業前の最終学年G12で本試験が課せられます。
マレーシアのインター校でハイスクール卒業までを考えている場合、「どのカリキュラムがその後の進路に適しているのか」の検討は学校選びの大切なポイントです。もちろん生徒さん自身の成長によって状況は変わるので、途中で転校することを織り込んでおくのも一つの手かもしれません。

